2021年1月16日2 分

坂本 伸 「銅線で文字?」

最終更新: 2021年1月22日

坂本 伸(Susumu Sakamoto)

クラフトアーティスト

唐津生まれ

神戸在住

銅線などの鉄線を用いて、文字や象形を挿しています。

年間1−2回、グループ展に参加しています。

「こんなものを作ってるんですけど、どうでしょうか」と、持ち込んでいただいたのが銅線を縫い込んだ文字や模様。え、これは何ですか、とこれまた失礼な質問。

初めて拝見した銅線クラフト。名実ともに、のけぞりながら覗き込んでしまったのです。そして、素朴に質問をたくさんするのでした。

「これは、どうやったらこんなことになるのですか」「どうやって使うものですか」「なんでこれを制作されているのですか」「銅線はどうやって入手されているのですか」「発表の場はどちらですか」........ あの時の会話は録音しておくとシュールだったと思います。

坂本さんは言葉数が少ないのですが、ユーモラスでBIOMEの展覧会にはいつもお越しいただき、合間にはその時々のご様子をお聞かせくださいます。

銅線で文字を縫い込んだ作品は、デジタル的な雰囲気とあわせて、どこか懐かしく穏やかな文字でもあります。今回は、詩を縫い込んでくださっています。

他には、画用紙をクレヨンや色鉛筆で丁寧に塗り込んだ色付きの上に、放射線状、格子状、円形など模様が縫い込まれています。皆さんのご意見もぜひ伺いたい作品です。

楽しい坂本さんですが、目下のところ「メールは、できないです」「写真、も送れないですね」というコミュニケーション手段への対処が、悩ましいところなのです。

坂本伸 作 *展示作品ではございません

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