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「Wise Monkey ×3」その先に


いよいよ二人展も後半に差し掛かりました。いつの間にか、蝉がうわんうわんと鳴き夏も真っ盛り。夕方のBIOME界隈は、とても心地が良いのです。


両義性や双極という言葉を取り上げてきました。その対象を取り上げて面白さをお伝えしたのですが、本当の面白さは、その先にあるものだと思うのです。


都築さんのリソグラフは、フレンチポップのようなワクワクする色彩。デジタルで表す色の残し方。両義的なモチーフとがないまぜとなります。

ふと、これが日常の一コマであり、日々の私たちなのではと考えます。突き詰めたところで、そんな両義的なものを孕ませながら、私たちは日々を生き、新しいものを見出したり作り上げたりせねばね、と思います。

©️都築まゆ美「Autumn」

-----都築まゆ美氏談

住宅街、家、部屋、人物、というモチーフにとても惹かれます。


子供時代の思い出には、家族旅行や家族団欒のひと時、姉との良い思い出や、友達と遊んだ放課後など、普通に楽しい思い出も勿論あるのですが、ふと蘇る光景の多くは、誰もいない各部屋の静かな佇まいや雑草が蔓延る裏庭などどこかほの暗いものだったりします。

「普通の幸福の中に潜む孤独」というようなことを表現したいわけではありません。ただ、何故かそういうほの暗いものに強く惹かれていることは確かです。


すでに数回ご来廊の方もおられて、嬉しいことがたくさんあった二人展。

歩歩琳堂画廊の吉村宗浩個展「〜雑居時代〜」とあわせてよい時間をお過ごしください。