中島梨絵 人物の顔
- NORI Kuriyama
- 6月1日
- 読了時間: 2分
更新日:6月3日
写実的な作品でない場合の人物画、気になりませんか。
好みもあるでしょうし、作品が描かれたテーマにもよるでしょうから。
現在個展開催中の中島さんの作品にはいつも誰かが登場しています。
前期に寄せてくださった作品たちの顔は、特に書籍の装丁は別として、それ以外の人物画の特に顔・表情はさほど強調されていないように思えました。
作品といっしょに並べている物の中にご自身のイラスト集「月夕花朝:中岛梨绘水彩插画集」がありました。これは、中国の天聞角川より2019年4月5日発売されたものです。

この作品集がとても素敵で、人物も表情も大きく描かれているページがありました。
写実的ではありません。
けれど、ワクワクする時めいたような表情と、すごく難しい姿勢で考え込んでいるのか拗ねているのか、そんな表情。よくかんがえると、表情の絵としての面白さは、配置や姿勢や小物がとても重要で、イメージをどんどん膨らませることができます。
例えば、着ているているものでさえ、表情に影響を与えるのかもしれません。
とにかく、画集に収められた人物画に大変惹かれました。
この画集の表紙画二点を、前期で展示しています。ぜひ画集と合わせて楽しんでいただきたい作品です。
さて、個展前に中島さんにインタビューした記事をご紹介しています。併せてお楽しみください。