渾身の作品を、お客様に観覧いただくということ。とても緊張し、ワクワクもし、そしてとても怖いとおっしゃるアーティストもいます。コワイ・・・言葉などの反応、手に入れていただく結果としての売上、それら全てが彼らには評価になるのは事実。
高い評価を得るために、彼らは創作をするのではないとは思いますが理解には容易に近づけます。
さて、倉羽さんはコンテストやフェアへの出展は多いのですが、個展がBIOMEが初めてでした。そう深く作戦会議をしたわけではありません。
ましてや、神戸は小都市。
観覧する側の私たちは、マスメディアで見たことがある聞いたことがある、誰かが高評価をしている人、そんなものをきっかけにアーティストを知ったり、興味をもったり。
会期が進むにつれて、Instagram他、さまざまなアート関係の情報ソースから、また偶然通り掛かって目について、客足も増えてきます。
「知らない名前だよね」という囁きもちらほら。そりゃあそうです。
だからと言って、BIOMEが倉羽さんの仔細をお話しするそんな情報も持ち合わせているわけではありませんでした。
ゲストの皆さんが、ご本人たちの感想と感性で記憶してくださったり、お求めくださったり、何より、観てみたいと思っていただけたことを日を追うごとに実感できた個展でした。
作品は、今しばらくMeeting You Online でご覧いただけ、お求めいただけます。
ぜひ、これからも倉羽博之さんの作品にご注目ください。
「万里夢中」個展、終了いたします。
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