泉崎は那覇空港からほど近く那覇市役所を有する街。それは知っているのですが、山之口貘は名前しか知らない詩人でした。

浅妻さんの個展テーマが確定して、急いで予習し、点が生まれ、線がようやくつながった感じです。手元にはこの2冊がありました。とにかく詩人ではありますが、寡作なせいかすぐに頭に浮かぶ作品もありません。
右側の茨木のり子さんのものは駆け足で、ばくさんの一生がシンプルに紹介されています。あっという間に読める。ばくさんを語るに、それでいいという感じもします。
書籍からは、東京での暮らしぶりなどしか分かりません。明治に生まれた彼の魂は、沖縄で生まれたことこそ生き様に作用しているんだろうな、となんとなく思います。
逆に30数年前に、自分が初めて沖縄に足を踏み入れた時、その文化や環境よりも、南国の草木や風や気温といった直接的なものにまずショックを受け、「ちょっと自分なんで、チマチマ生きてるんだろう」と一瞬思ってしまうほどでしたから。
ところで浅妻さんは、なぜばくさんを題材に取り上げたんだろう。
なんで知ったの?
2019年の個展で取り上げ、そして今回またなぜ。
ねぇ、浅妻さん!追ってメールで質問しますね。