コロナ禍を経た変化を村松さんに伺って、その回答に衝撃を受けました。それこそ田舎住まいからすればさほど驚く話ではないのですが、やっぱりそうなんだ、と。
「生活と制作をテーマに活動していましたが、自宅待機が続く日々の中でその2つが地続きになりました。今後は地方に移住し、暮らしと作ること、自然について考えていきたいです。」
周囲をよく見つめ、考え、向き合い、生活を楽しむ事は
とてもラディカル( 根源的) な行為であり、
絵描きとしての自分の役割だと考えている。
定期的に足を運び、畑や祖父母の家の周囲を、思い出と一緒に散歩する。生まれた土地は夏暑く、冬は寒い。
土の匂い、草木の音、遠くで聞こえる鳥や動物の声、温度、湿度、
自分を通り抜けるような風、輝く山脈達。
山はとても賑やかだ。
このメッセージと符合するわけですが、BIOMEがこんなことを書いてしまって良いのだろうか。あまりに大切なことすぎるので、台風一過の今晩は、彼の言葉だけに留めておきましょう。