top of page

④植田陽貴 そして闇

漆黒の闇をご存知ですか。BIOMEもそうですが、植田陽貴も関西では有数の(?)山育ちなのです。奈良の大宇陀というとわかる人はおわかりでしょう。通学路に熊がでてきたこともあると話しているので想像以上かもしれません。火は暖だけではなく明るさも我々に与えてくれました。闇に獣は徘徊し明るい人間の住処に近寄れなくなりました。逆に人はどうでしょう。漆黒の闇へは近寄らなくなりました。街灯や足元灯でさらに闇など縁遠くに。けれど闇に入れば違う「光」を見つけることができます。夜空の星、耳から入る動物たちの鳴き声、触れ合う木々の音、風の音。昼間とは違うその生き様がかえって鮮やかに浮かび上がるそんな光です。絵を見ながらそんなことを想いました。


「世界の合言葉は森」©植田陽貴2019 昨日もあげた下の絵と対で展示しています。

左側に設営

「僕らの夜の共通語」©植田陽貴2019

右側に設営

Comments


bottom of page