慣用句や言い伝えが、言葉尻だけをとらえて、いかようにも変化していっていつのまにか「違う」解釈で使われていて、笑ってしまうことありませんか。
たとえば、「話が煮詰まる」。混乱したり疲れてまとまらなくなる、行き詰まることと思っている人が多いのですが、本来は十分に議論して結論が出ることを指しますよね。
歯車、もよくできた、機能的な道具だったり言葉だったり...

ばくさんのこの詩、歯車というタイトルなのですが、どうお感じになるでしょう。「もとに戻ってまた」のくだりは獏さんらしく、ものがなしくもあり、滑稽でもあるのです。