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行き着く場はBIOMEでなく ③

工程を効率化という名の「省略」。ミニマムからミニマルな物づくり、シンプルな生活、カジュアルに生きよう、そんな空気も追い風になったかもしれません。オリジナリティよりトレンドを。複雑な仕組みより効率性を。


今も忘れられない仲間の声。「わざと手をぬくの、わざと粗野・下手に作るんだよ!」。100%(以上)の技を発揮できる力があるのに、50%でいいと言われるだなんて、自分には受け入れられないという話をしてくれました。

そんな時代を横目に、自身は「生き急い」でいるつもりもなく、力や心の出し惜しみをしてないかと振り返るわけです。精一杯の努力ってなんだったっけ。やり残したことはない・悔いなどないって言えるのかしらとか。いやぁ、全く言えないでしょう。ありきたりですが、未来に何を準備していけているのかと思う日々なんですよ。


行き着く場が、BIOMEなわけではないのですな。(終)


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