水滴。書画を嗜まれる方や、コレクターの方などおられるかもしれません。
口一つの陶磁器の小さなアイテム。簡単な科学の世界を垣間見ることができるようです。また、現代ではその姿形に様々な工夫や絵付けを施すなど、実にユニークなのです。
水滴のコレクターもいるほどで、書道をされる方の実用品としてはもちろんのこと、その愛らしさに飾るアイテムとしても楽しめます。
書画が李朝や中国で発達してきたのと同時に、当然その周辺の用具を、機能的、愛玩的に、様々なアイテム造られてきたことは想像に難くありません。
西野さんのアイテムで、いちばん最初に目に留まったのはこの水滴。ろくろでひく彼女は、細かな口の部分などは、竹串などを用いて整形するのだそうです。ささやかで円やかなものというのは、どうも人を魅了して止まないアイテムなのですね。
西野 希 個展
「謐 -ひつ-」
2023年11月26日(日)まで
12:00−17:30
最終日のみ15:00閉廊
お陰様で好評をいただいており、アイテムも随分と数が減りましたが、
丹精込めた作品はまだまだ目に楽しいことと思います。
ぜひお立ち寄りくださいませ。
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