貴島さんの削紋ガラスの展覧会、今年は2022年を締め括っていただきました。冬にガラスは珍しいかもしれませんが、この削紋ガラスは季節を問いません。
ところで展覧会のはじめに、神戸でぜひ広めたいグラスがあり、その命名を「不穏グラス」として貴島さんに問うたところ、いいじゃないですか、と。
おかげさまで不穏グラスは次々を、関西のゲストの手元に届けられました。
この不穏グラス。
ぐいのみとロックグラスがございます。
同タイプで片口のご用意もあるのですが、なぜ不穏なのか。
BIOMEでは、確か二度目の個展から登場したこのグラス。初めて見た時に「穏やかではないなーー」と思った時から心の中でそのように名づけていました。
底面がとても小さく、さまざまな角を立てて広がるのは一様ではないのです。ランダムに彫刻のように削るのか、氷塊が溶けてゆくのか、コロンと倒すと不安定どころか画像の通り、踏みとどまってくれます。
なんと不穏なことか。
ただいま、ぐいのみの二バージョンとロックグラスを手元にて育てております。
まだ僅かにこのタイプの作品もございます。
ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせくださいませ。
Meeting You Onlineでもしばらくご案内いたしております。
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貴島雄太朗 硝子作品個展をもちまして、BIOMEの2022年の展覧会はすべて終了いたしました。大勢のみなさまのご支援をうけて、怒涛の2022年を駆け抜けてまいりました。
みなさまの刺激と安寧をご提案できるそんな場であったかどうか、
考えながら、省みる時間を過ごそうと思います。
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