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音楽 müzik ③Antonin Dvorak - Serenade for Strings in E major op. 22

専門家ではないので、私にとってのドヴォルザーク 弦楽セレナーデ ホ長調 作品22

お話です。


 

NHK特集ドラマ 「四季 ユートピアノ」が1979年に放映されたころ、私は、ちょうど小学高学年でした。珍しく、父親と二人きりで視たことを深く記憶しています。ドラマの詳細はリンクを参照いただきたいのですが、主人公の女性、ピアノ調律師・栄子が、淡々と海外を旅する映像だったかと記憶しています。流れる曲や風景、語りは決して陽気でにぎやかではなく、むしろもの哀しく映像と相まって、荒涼とした寒々しい感じがしました。けれど、映像と流れる曲の美しさに、内容が難しいことも気にならず、一心に見入っていました


そこに流れていたのは、ドヴォルザークの有名な弦楽セレナーデ ホ長調 作品22でありその後、ほぼ毎日聴いていた曲と言って過言ではありません。




セレナーデとは「小夜曲」や「夕べの曲」と言われていて、ある人に対して敬意や祝賀の意を表す曲のこと。さらに、愛する恋人の家の窓辺で歌う歌や奏でる曲のことも意味するのです。溢れんばかりの重厚な音から始まります、この時点で鳥肌が。重厚なリフレインは、相打ちのようでもあり呼応のようでもあり。


小学低学年の頃には、自宅で流していたクラシック音楽の数曲だけは、よく覚えていたのですが、中高学年でこの曲を聴いたせいか、その時一緒にいた、今は亡き父親との時間が交錯する楽曲であり思い出です。交わした言葉も覚えています。


ドヴォルザークは日本人に馴染みの多い曲があります。しかし、このドラマとこの曲が、今の今まで、心を繋ぐ曲になっているのです。

そして、このドラマをもう一度みることができればいいのにと思うばかりです。

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