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6月の人 水上多摩江

「蒼茫のきせつに」銅版画二人展で、田中涼子さんとご一緒いただけるのはイラストレーターとしてもご活躍の水上多摩江さん。


水上さんとのご挨拶は、彼女が九州での登山の最中、ようやく電波が繋がった時でした。初めてなのに思わず大笑いしながら、電話でお話ししたのでした。彼女は大自然を謳歌するそんな時期におありのようです。


銅版画と一言にいえど、エッチングやメゾチントといった技法の違いに加え、アーティスト固有の作風も相まってさまざまな作品があります。

水上さんの強みであり、楽しいのは、

明確な線や自然界を表現するはっきりとした色彩ではないでしょうか。


とはいえ、銅版画ですからもちろん、ニードルで紡ぎ出す繊細な線が特徴的な作品もありますが、そんな作品ももう少し以前のものに見られるように思います。

そして、その当時の作品は、ふわふわと漂うような軽やかさとは別に、詩的で明確な想いが表されているような実は芯のしっかりとしたものだったのではないかと想像します。


目下のところ、ご本人の目線が対象物をとらえるアングルや、自然へのダイレクトな愛情が胸にぐっとくる作品たちが、現在の水上多摩江を映し出しているような、のびやかなところが心地よいのです。


水上多摩江さんの情報

 



Ⓒ水上多摩江 「タテハチョウ」

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