BIOMEには珍しく、ご両名が関西で人気のアーティストを迎えました。
一色真由美とオオヤマネコ。
彼らにとっても、2022年を締めくくる展覧会として、何某かの思いがあったはずなのです。
さて、タイトル。
bitter night、なにを連想しますか。
彼らがつけた、夜のワーディング。
とても厳しい寒さの夜。それは彼ら自身に向けた言葉でしょうか。

このblogで何度となく取り上げた、夜と闇のこと。
闇。夜行性の生き物が自由に闊歩できる世界。闇であれば身を隠すこともできる絶好のタイミング。
夜。漆黒の闇があるから、星や街灯の一縷の灯りが希望やあたたかさのような精彩が加わる。
彼らの考えているのは、闇ではなく夜。
街の光、一人で暮らす仄かな灯り、1日きつかったなの夜の帰り道、スキップしたい夜、たどり着いた部屋のベッドに倒れ込む夜。

さて、一色真由美とオオヤマネコの二人が醸す夜とは。「まずはキーとなる作品をぜひ見つけてご覧になってください」と二人は言います。
どうぞ、密やかに、閑かに、
bitter nightを、感じ入ってご覧になってみてください。
詳細はこちら。