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田中 里姫
​Saki Tanaka

​ガラス作家

ガラスを使用し、主に吹きガラス、ときにはスランピングという技法を使って熱と重力によって作品制作を行っています。

Ordinary Days

私の所属している工房は、窓が大きく開いている開放的な工房です。周りに大きな建物もなく、作業中に空の移り変わりを見ながら作業しています。制作スケジュールによっては朝日を見て、夕陽を見て、夜に星空を見ながら帰ります。空の移り変わりは毎日いくら見ても飽きず、同じ空もなく、美しい。その中でも私は、夜明けの、太陽が顔を出す少し前、空が明るくなっていく瞬間、日が沈んだあとの、薄く光が残っている空気と色合い、その夜とも昼とも言えない不思議な美しさを持った時間が好きです。

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私は美しいとは何かということをテーマに制作を行っています。薄いガラスがあたえる研ぎ澄まされた緊張感、ガラスが熱と重力によって変形した柔らかな形状、その面で透過し反射する光のありよう。ガラスの輪郭や内包する光、素材が持つ力に五感が触れたとき、心の中にあるいつか見た美しい景色やものの記憶が呼び起こされ、そのときの感じた思いにかさなる。人の心に内在する美意識とガラスが繋がることで「美しさ」の原点に触れたい。

1995年

2018年

2024年

青森県出身

2018年、秋田公立美術大学卒業、秋田市新屋ガラス工房勤務

2024年  金沢卯辰山工芸工房 修了

秋田市新屋ガラス工房 勤務

 

現在、秋田県にて制作活動を行う

ガラスがあたえる研ぎ澄まされた緊張感、重力と熱によって変形した柔らかな形状、その面で透過し反射する光のありよう。ガラス表現による緊張感と繊細さは、人々がふと何かに惹きつけられた瞬間の感覚と心象を呼び起こす。ガラスによる素材表現の美しさと、自身が感じる美しさを重ね合わせ、その美しさの可視化を試みる。ガラスの美しさが人々の中にある感覚を呼びおこし、その意義をあらわす。

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