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菅原 綾希子
​Akiko Sugawara

造形・彫刻作家

粘土成形を主軸として、主に女性の造形に月や夜のイメージを落とし込んでいます。
石膏型取りや陶磁焼成、古材やその他、表現に必要な材を選び取り様々手法で制作しています。

Ordinary Days

2025年の秋頃、住み慣れた市街地を離れ、海にも山にも近い場所に移り住みました。

広い古民家に工房をつくり、自然豊かな場所で制作をしています。(写真はアトリエから見える風景。四季が色濃いです。)

 

移動するまでの6年、繁華街で店とギャラリーを営みながら、休むことなく制作を続けていました。

転換期だと感じて店を閉じ、暮らしの中にあるものを少しずつそぎ落とし、自分自身と向き合う時間をつくりました。

 

何かを生み出す前に、自分の心と身体を静かな場所へ戻すこと。人の声や頭の中の雑音から離れ、自然の中に身を置くこと。当時の自分には、それが必要でした。​

今の環境は、日が沈むと、海の波音、虫や鳥の営み、草木を渡る風、暗闇の向こうにいる動物の気配が濃くなります。

夜が深まるほどこれまで感じたことがないほど世界は静かになり、その静けさは時に、怖いほどの孤独や自分の小ささを感じさせます。

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その一方で、ただ生きるために生きている自然の姿に触れると、自分は「生かされている」存在であることをあらためて感じるようになりました。

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土に触れ、自分で育てたものを食べる。必要なものを自分の手でつくる。そうした日々の中で、「足るを知る」ということを、今まさに少しずつ実感しているところです。

 

この暮らしの中で感じることが、これから先、自分の作品にどんな形で現れてくるのか。今ここで見つめているものが、作品の中に静かに確実に残っていく感覚でいます。

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1981年

​2006年

2018年〜

2019年

秋田県秋田市生まれ

北海道教育大学教育学専攻学校教育専修修士課程を修了。

2010年より塑像による彫刻作品を制作するほか、クラフト作家としても精力的に活動し、オブジェや装身具などを手がける

​

2014年 ⁡第29回国民文化祭美術展彫刻部門 文部科学大臣賞
⁡2017年 ⁡菅原綾希子彫刻展「ツキノヒト」(秋田県支援事業)/秋田市

秋田大学教育学部非常勤講師

​2019年~ アートギャラリー「and toiro」を秋田市に開設運営

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主な展示

2018年 ⁡秋田県立近代美術館連携事業 企画展「夜と美術」/秋田市

⁡2019年 かみこあにプロジェクト/秋田県上小阿仁村

2021年 NE:blood 菅原綾希子個展 / 気仙沼市 リアスアーク美術館⁡

2022年 秋田美術作家協会若手会員展「Land Scope」/ 秋田市 にぎわい交流館AU ⁡⁡  

2026年 菅原綾希子作品展「夜に生まれるかたち」/仙台市 三越アートギャラリー 他多数

私にとって立体作品をつくることは、形をつくることと同時に、自分自身の内側にあるものを探る行為です。

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粘土に触れている時間には、自らの過去・現在を想い、来る未来を想像し行き来しながら、自分自身の記憶や感覚、言葉になる以前のものを辿っていきます。

形を探しながら、自分の奥にある核を探しているのだと思います。

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祈り、願い、記憶、気配。

目には見えない、温かく繊細なものをすくい上げ、形にすること。そして、言葉を超えて静かにそこに在り続ける存在をつくること。

それが、私が彫刻を通して探り続けているものです。

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