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Knowing More About
写真家 宮本 敏明 ポートレート展「つくるひと」
-「たからもの for おくりもの 2026」Special版 -
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BIOMEには、ご存じのとおり、Kanjiru(art)とManabu(edu)があります。
アートをもっと近くに、もっと身近に、という想いから生まれたのが、Kanjiru(art)
です。絵画、版画、陶磁、ガラス、テキスタイルなど、多彩な分野で活躍するアーティストとBIOMEが、その思想やフィロソフィーに共鳴した作品をご紹介してきました。単に目に映る美や技巧にとどまらず、作品の中に込められた視点や問いかけにも触れていただきたいという思いで、展覧会を開催してきました。

またManabu(edu)では、アーティストやスペシャリストが自らの知識・技術・アイディアを共有し、参加者はそこから新たな気づきを得ていきます。その学びや感想を通じて、ふたたびアーティストやスペシャリストへと還元していく――互いの間に循環を生み出すことが、本質となります。

BIOMEをつくるこの2つの流れには、「つくる」という要素が欠かせません。これまでに多くの「つくるひと」たちと協働し、寄り添い、また訪れていただいた方々へと、その想いが伝播する場がつくられてきました。

 

毎年恒例のグループ展「たからもの for おくりもの」。
“宝物”と“贈り物”をテーマに、1アーティスト1作品を出展いただく企画として行ってまいりましたが、現住所・中山手での最後の展覧会となる2026年はSpecial版として、写真家・宮本敏明氏のポートレート展「つくるひと」をお届けいたします。

 

写真家・宮本敏明氏のポートレート展「つくるひと」を通して、「つくる」「つくるもの」「つくるひと」のつながりを、今一度思いなおしたいと考えています。
また、作品そのものだけではなく、つくっている時間や、その人がどのように向き合っているのかについて、知り、想像する機会となればとも思います。

ひとりひとりのポートレートには、切りとられた作業やひとつの作品だけでは語れない、積み重ねてきた日々の時間や空間が凝縮されていると感じます。
何もないところから何かを生み出そうとする人の姿には、言葉にしきれない美しさがあります。

 

2023年に開催された「イカリエ」以来となる、宮本氏による個展。
「イカリエ」で紹介された幻想的な作品とは異なり、迫力あるポートレート作品に、度肝を抜かれるかもしれません。

ポートレート展「つくるひと」を通して、「つくるひと」から見えてきたことが、見る人にとっても、“つくる”という行為をあらためて考えるきっかけとなってほしいと思います。
新たな地で次章へと向かうBIOMEにとって、とても意味のある展覧会となりますので、ぜひお楽しみください。

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Message from Toshiaki Miyamoto

 

長いあいだ人を撮りながら、

どこかで“写真には嘘がある”と

思っていました。
モノクロに逃げたり、

構図の理屈に寄りかかったり、

被写体の力に頼りすぎたり──。
自分の撮る写真の根っこに、

なにかをごまかしている感覚が

つきまとっていたからです。

気がつけば、アイフォンで撮られた

何億枚という写真が日々生まれ、

そこには技巧ではない

“ただ生まれる喜び”が宿っている。

それなのに、自分は方法論にしがみつき、

写真を「こうあるべきもの」と

定義しようとしていた。

その滑稽さに、ようやく

気づくようになりました。

人がなにかをつくるとき、

そこに嘘はありません。

手が覚えている動き、

積み重ねてきた時間、

迷いや葛藤までも含めた

“その人そのもの”が姿をあらわす。

今回、私はその表情を、

できるだけ虚像のないまま、

ただカメラを向けて受け止めたい

と思いました。

好きなカメラとレンズで、

カラーのまま、

撮影したそのままのプリントをつくる。

ようやく、そんなシンプルなことに

向き合えるようになった気がします。

BIOMEの中山手での最後の個展として、

「つくるひと」に宿る静かな強さを

ぜひ見ていただければと思います。

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Artist Profile

宮本 敏明(Toshiaki Miyamoto)

神戸市生まれ
30年にわたりパリを拠点に活動し、2021年に日本へ帰国。

 

主な活動:
• 竹中大工道具館企画「フィリップ・ワイズベッカーが見た日本」カメラワーク担当

• ギャラリーEko Sato(Paris)での個展多数
• 佐藤絵子氏主宰ギャラリーでの展示
• MUJI「Life in Art」関連展示 ギャラリートーク記事
• NEWポストセブン 伊集院静氏の記事掲載 ほか

 

主な個展・グループ展・出版・動画:
(ご提供の経歴を時系列でそのまま記載)

[個展]
1992 Renault / France
1994–2022 ギャラリーエスパス446
2020–2021 Galerie Eko Sato / Paris
2021 Salon de la photographie – Paris
2023 BIOME Kobe ほか

 

[グループ展]
1995 Moscou Russe
1997 大阪府立現代美術センター
National Portrait Gallery(London)ほか英国巡回
2003 芦屋市立美術館
2011 東京「写真本 24h」出版記念

 

2018 大阪茶屋町画廊ほか多数

2022−2025 ギャラリーエスパス446

 

[パブリックコレクション]
フランス国立図書館

 

[出版]
写真本「写真本24H」(日経BP)
『Ikebana au musée Cernuschi』〈仏〉

フィリップ・ワイズベッカー著「ホモ・ファーベル(MUJI BOOKS)

「大人の流儀」伊集院静(講談社)
『フランスの針仕事 ブティ 布の彫刻』(日本ヴォーグ社)
『白の優美 ブティ』(文化出版局)全12巻 表紙撮影

 

 

[動画]

MUJI 無印良品「MUJI CONNECTS ART #01 」

IDEE Life in Art Philippe Weisebecker 「HANDMADE ハンドメイド」展#l〜#4

竹中大工道具館企画「フィリップ・ワイズベッカーが見た日本」展示映像

竹中大工道具館企画「植物×匠めぐるいのち、つなぐ手しごと」展示映像  

「阿蘇山の茅」「伊勢神宮の川口萱地」

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写真家 宮本 敏明 

ポートレート展「つくるひと」

-「たからもの for おくりもの 2026」Special 版 -

2026年1月10日(土)から1月30日(土)まで

12:00 - 17:30

(最終入場は17:00までとなります)

また1月30日(土)は、12:00 - 16:00となります。

休廊日は水曜・木曜・金曜日

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