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村松佑樹① まさに種を蒔いてきた人


©️村松佑樹 村松さんのアイコン 

村松さんのアイコンを拝見するとなんだか妙齢のナイスガイに見えますが、実際は若々しい好青年。イラストレーションだけではなく、幅広い事業を目しておられるようで、お話も興味深かったです。お目にかかったのは、コロナ以前のお話です。


さて、昨日に引き続き、個展「種蒔く人」でも掲示している村松さんからのメッセージの一部です。

 

祖父母は農家だった。早くに祖父が亡くなり、畑は祖母が引き継いだ。

毎日朝4 時に起きて畑へ行き、9 時には仕事へ出かけた。

収穫した農産物は家族や近所に配っていた。

体育館ふたつ分程の敷地内には田んぼや養蚕場もあった。

 

風土こそ違えど、そうやって恵の大地を護る年配の方がおられるのはBIOMEもよく知っています。勝手な想像だけれど、おばあさまお一人だと農業機械をお使いになるとは思えず、体育館二つ分の田や養蚕場の面倒をお体一つでお世話されていたのでしょう。毎日、おじいさまをおもい、家族をおもい、大地をおもい、日々をおもい、にしては、たいそうなご苦労だっただろうと容易に想像できます。

うーむ、苦労などと本当に思われていたでしょうか。

うーむ、そんなことより、村松さんはなぜここに視点を定めたのでしょう。明日からもご紹介してまいります。


5日からスタートした「種を蒔く人」の作品のモチーフは、現代のものもありますが、農器具?薬瓶?など旧いものも取り上げられています。お時間が許す限り、村松さんのメッセージとあわせて作品を楽しんで下さい。牧歌的な景色をときおり眺めるかのように、ギャラリー内を見渡してみてください。


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