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たからものforおくりもの2025
TAKARA column
出展にあたってのヒントをまとめています。
Price of TAKARA's work vol.3
Please use it as a hint for your exhibits!
01
アートとプライス
アートとプライスはしばしば対立するように見えますが、実際には密接に関連しています。アートの価値は主観的で、感性や美しさに基づきますが、プライス(価格)は需要や供給、市場の動向、アーティストの名声などの客観的要素で決まります。
例えば、高額な作品はアーティストの影響力や希少性によって価格が高まることがあります。しかし、アートの真の価値は金銭的評価だけではなく、個々の感動や思索によっても測られるべきです。
03
贈り物とプライス
その人への思いやりや感謝の気持ちを形にしたものが贈り物と定義しましょう。金銭的な面を超え、感情や意味に因るところが大きい。たとえ高価でなくても、心を込めて選ばれた贈り物は、受け取る人にとって特別な意味を持ちます。例えば、手作りの品や思い出のある小さなアイテムは、価格以上に深い感動を与えることがあります。贈り物の真の価値は、その背後にある気持ちや思いやりにこそあり、物質的な価格では測れません。贈り物は、相手への心のこもったメッセージであり、受け取る側にとっての大切な瞬間を作り出します。
02
宝物とプライス
宝物とプライス(価格)は異なる価値基準を持ちます。宝物は感情や歴史的背景から生まれ、金銭的な価値を超えた意味があります。
家族の遺品や思い出の品は、市場での価格が低くても、個々にとって計り知れない価値があります。
つまり、宝物の真の価値は価格に依存せず、その背後にある物語や感動によって測られるべきなのでしょう。本来は、他人に押し付けるものではないのです。
04
BIOMEのプライスゾーン
BIOMEでは、投機や富裕層だけを対象とするのではなく、日常のさりげない場所に掲げてもらう、愉しんでもらえるそんな作品、アイテムを紹介したいと思いました。
また日本の歴史、これからの未来を考えると、消費者の母数は減る一方ですし、その消費者にはアートに慣れて親しんでいただきたいという思いがあります。より多くの人々がアートに触れる機会を持ち、長期的な価値を実感していただくことで、アートが身近な存在となることで、その真の魅力をより深く理解できると期待しているのです。