たからもの for おくりもの2027
風土とともに / Shaped by the Land
<秋田>
BIOMEのwebsiteでご紹介中です。
Presentation
たからもの展のみならず、
「どのように見せるか」ではなく、
「どのように提示されるか」という考え方を共有します。
ご承知の通り、作品は、置かれた条件によって受け取られ方が変わります。
位置、点数、順序、距離、価格、情報の与え方。これらの組み合わせによって、同じ作品でも見え方は異なります。
本企画の展示構成はBIOME側で行います。そのため、制作にあたっては、こうした条件のもとで提示されることを前提になさってください。
「展示」と「提示」の違い
「展示」は、作品を配置し、見える状態にすることです。
「提示」は、その作品がどのように受け取られるかまでを含めて扱うことです。配置や照明によって展示は成立します。
一方で提示では、どの位置で認識されるか、何と並ぶか、どの距離で見られるか、どの段階で情報や価格が入るかといった条件が関わります。これらが重なったとき、作品の見え方が定まります。
作品単体ではなく、見え方を考える
作品は単体で成立しますが、その届き方は一定ではありません。一点で成立する場合もあれば、複数点によって構造が見える場合もあります。距離や情報量によって、強さが変わることもあります。
何を先に認識させるか、どこまで説明するか、どこを委ねるか。たとえば、器でもストーリーをつけて、家族四人の秋田の夕飯。丼・大・中・小の碗をならべる。誰がどれを使うかはさておき、そのセットを二家族分違う表情で提示する。
こうした整理によって、受け取られ方は変わります。
点数と構成
点数は量ではなく、見え方に関わる要素です。
一点で成立する場合もあれば、複数によって関係が見える場合もあります。
点数が増えれば選択肢は広がりますが、焦点が分散することもあります。
どの単位で提示されるかは、作品ごとに異なります。
価格
価格は、販売条件であると同時に、位置づけを示す要素でもあります。高低の問題ではなく、どのような距離で受け取られるかに関わります。即時に選ばれるものか、時間を伴うものか。その違いも、価格によって変わります。悩んでいただいて「やっぱりほしい」と思ってもらえるのも嬉しいですね。
異なる土地での見え方
作品は、場所によって見え方が変わります。制作地では共有されていた前提が、別の場所では異なるかたちで受け取られることがあります。
気候、生活、空間、受け手の感覚。これらが異なる場所で提示されることを前提に、作品の届き方をご検討ください。

