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田村 一
​Hajime Tamura

陶芸家

天草陶石をメインにした轆轤整形で作品を作ってます。

Ordinary Days

今年は久しぶりの秋らしい日。

夏の終わりになると、うちのスタジオはお女郎さんたに軒下をお貸しするのですが、その数もだいぶ減ってきました。

 

それでも夜に窯のお世話をしてると、お女郎さんたちの巣に引っかかるので、油断はできません。

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彼女たちもよく見ると、色のコントラストがはっきりしてたり淡かったり、お腹の赤の模様が大きかったり、足が長かったり、それぞれ違ってて、なんとなくお気に入りの蜘蛛には毎朝挨拶したり。巣にも身体と同じく「違い」があるのか注意して見てるんですが、なかなかその見分けが付かないのは、目線が足りてないからでしょう。いつか見分けられるようになりたいですね。

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最近「気配のようなもの」を

どう「形にする」「形にできる」かを考えてます。

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皿の口縁を凛花に切ってそれを山に見立てたり、手を作って何かを持たせたり、演技をさせたり。

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自分は新しい文字を憶えようとするとき、目の前の空に指で何度も書いてたのを思い出しました。

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焼物は「硬くて動かない」けれど、そうやってゆらゆらして柔らかくて曖昧なものを作りたいし、そうやってできたものを「幽霊」と自分は呼んでます。

1973年

2002年

2026年

1973年、秋田県生まれ

早稲田大学大学院修了後、東京で作家活動を開始​​

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8月、東京​白白庵での個展を開催

現在は、秋田県で作陶する。

2002年栃木県芳賀郡益子町に移り制作、その後2011年に秋田県に戻る。

中国古陶の青磁や現代作家の青白磁が好きな自分は、ガス窯を還元焼成で焚きます。自分にとっての青白磁は「雪」を反映したもの。9年の益子生活を経て郷里の秋田に戻ったのは、秋田の冬の景色を作品にしたかったからがいちばんの理由だったのかもしれません。​

天草は実に滑らかな手触りで、可塑性の高い土です。この可塑性を利用した形を作ろうと常々思ってます。たわませたり破いたり、、轆轤成型でできた「円」の孤の持つ緊張感は見ていても、目にとても心地よく写ります。その緊張感を損なわない形が自分の成型にはとても重要なのです。轆轤による粘土の形態変化を作品に落とし込めたらと。

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