一人のアーティストが、「たからもの」「おくりもの」をキーワードに一作品のみ出展していただく展覧会が2022年1月29日(土)からスタートとします。
BIOMEで一作品だけをみて、心を震わせていただける経験もお勧めですが、
あらかじめ気になるアーティストの作風やフィロソフィー、
近況などを知っておくのも楽しいもの。
さぁ、一緒に予習と参りましょう。
牧 由加里 (山口) -wood-
今凝っていることはなんですか?
火鉢を購入したので、この冬は火鉢と炭で楽しみたいと思っています。
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たからもの展の前に「木工」作品の楽しみ方の側面を一つ。牧さんの作品は「刳(く)りもの」といって、ノミやカンナ
のような具を用いてくり抜いてゆく工程です。成形した板を打ち付けていくものや曲げ物、寄せ木などの技法を聞かれたこともあるのでは。
刳りの工程は、木の外側から深部彫っていくことから彫刻のようなところもあり、またアーティストの手先や目で感じながら、造形を考える必要があるところが興味深いですね。
牧さんは文学、建築、デザインを学んできた経緯の持ち主であり、刳りを得意とするその技法と魅せる表面加工に期待です。
「 たからもの展には刳りものと漆の仕上げを見て頂きたいです。
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