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日常での気づき、イベントやアーティストについて触れた日々のメモです。
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「できる」ことと、「美しい」ことは別の話 <その2>
身悶えするほど、美しいと感じる仕事は尊敬や信頼につながっていくのは当然の流れです。 まだこのお話は続きます。 あるアーティストから届いた作品画像データ。そのダウンロードに、一時間近くかかったことがあります。イラストレーターでもあることから、出版社とのやりとりもこんな場面は多いのだろうとは想像がつきますが、通常の感覚でいえば明らかに過剰。 けれど、その解像度、色の再現性、細部の鮮明さを目にすると、なぜそうなっているのかがわかってしまう。必要最低限ではなく、求められてもいない「その先」まで整えられている。結果として、受け取る側は一切の疑問を挟む余地がない。 効率が良い、という言葉では説明しきれない。そこにあるのは、判断が積み重ねられた結果としての美しさです。 さらにまだあるのです、似た関心を覚える場面が。 文章の構成が整理され、読み返す必要がないメール。 日本語で綴られた文章は端正で、気取りもない。読み進めるうちに、「そこまでやり込める必要もないほどこちらは有利である」とか、「そうなると一人の課題ではなくなる」などといった考えに、自然と導かれているこ
22 時間前読了時間: 2分


「できる」ことと、「美しい」ことは別の話 <その1>
仕事の仕方の美しさについて、考えたりすることがあります。もしかしたら、このような内容のブログは何度も書いたかもしれません。 日々さまざまな仕事(ぶり)に触れていると、「あぁ美しいな」と思わされる瞬間があります。結果が優れているとか、成果が大きいとか、そういう話ではありません。仕事の運び方や判断の置き方、その全体のかたちに、自然と目が留まるのです。自分にとっての関心は、だいたいいつもそこにあるようです。 「プロフェッショナル」という言葉は、そのような場面でしばしば使われています。日本で固有の意味をもってしまった部分もありますけれど。でも、そもそも、その語で定義する必要があるのか、という疑問のほうが先に立ちます。 英語で考えると、この違和感はもう少し整理しやすいでしょうか。(個人的な意見です) 専門家 → expert / specialist :知識や経験の蓄積を指す言葉であって、仕事の仕方そのものを評価する語ではない。 資格保持者 → licensed / certified :制度上の承認であり、一定の水準や責任範囲を示すもの。 職業人 → p
22 時間前読了時間: 2分


2025年 役に立ったものの話
今年「役に立ったもの」を並べてみようと思いました。 ところが、もっと生産的で、もっと誇らしい何かが出てくるはずかと思ったところ、書き出してみると、どれもこじんまりとしていて、少し照れくさいものになってしまいました。 焼酎・ジン(アルコール) 最初に浮かんだのは、焼酎の 青鹿毛 と、オーストリアのクラフトジン STIN 。いずれも飲食店で知った銘柄。 選んだ理由は単純です。蒸留酒なら、ワインやシャンパーニュの量を増やすよりは、多少なりとも体にやさしいのではないか——そんな浅はかな期待から。合理的かどうかは、実にあやしい。でも「今日はこっちにしておこう」と思える逃げ道があるだけで、少し自分に寛容になれる。 大抵は、どちらもソーダで割ります。柑橘類が必須ではありません。どちらも植物(ハーブや穀類)の香りがふわりと漂います。ソーダを1本いただき、好きな濃度にすれば、酔い方のコントロールまでできるんです。お陰で、すっかり甘さが辛くなってしまいました。 ——いや、どう考えても、これは言い訳ですね。 焼酎:青鹿毛(麦焼酎)柳田酒造(宮崎県) ジン:STIN
2025年12月22日読了時間: 4分


ひとりごと 感謝欲について
「感謝欲」。 この言葉について、過去にも触れたことがあるかもしれません。日々の人間関係や仕事の中で、「ありがとう」という言葉や感謝の行動に、私たちは無意識に反応しています。この反応の傾向を「感謝欲」と呼ぶのだと学びました。...
2025年10月2日読了時間: 2分


BIOMEのひとりごと 2025年8月
アートシーンの話題や課題は、人が生きる上で関わる多くの事象に関連しているため、考えが尽きません。例えば、2025年に入ってから、「エコサイクル」という言葉が、アートの文脈でどのように使われているのか調べています。 主に、以下の二つの文脈ではないでしょうか。 一つは、...
2025年8月15日読了時間: 3分


アートの価格(うんざり)
この手のテーマは、過去からさまざまな形で取り上げられています。 私自身は、作陶したり、絵を描いたりする技量を持ち合わせていません。材料に原価があるのは理解できますし、その材料の価格が高下するのもわかります。 さて、一番大切なアーティストの「手」や「脳」を動かす部分の価値をど...
2025年7月6日読了時間: 2分


Art Basel in Basel⑤
余談:怠った予習 スイスは富裕層優遇政策や移住政策など、アートフェアとの親和性が高い国です。シンプルな街並みにアートバーゼルの熱気が交錯する非日常的な風景、そしてイベント後も美術館やギャラリーが企画展を刷新し続けるなど、その波及効果は計り知れません。実際、他の美術館での企画...
2025年7月4日読了時間: 2分


Art Basel in Basel④
第三部: アートの価値と自分 特に印象的だったのは、アーティストやギャラリストが自作の魅力やコンセプトについて積極的に語る姿でした。「作品への愛情と自信」が、ここでは自然に表現されています。 観客やコレクターとの対話も活発で、その場で作品の価値や意味が能動的に形成されていく...
2025年7月4日読了時間: 2分


Art Basel in Basel③
第二部: 熱気と多様性—バーゼルの現場から メイン会場に足を踏み入れると、まるでパリコレのような華やかな衣装に身を包んだ人々と、真剣な眼差しで作品を見つめる来場者が同居していました。 欧米を中心に世界中のコレクター、ギャラリスト、学生、アートファンが一堂に会し、アジア系の来...
2025年7月4日読了時間: 3分


Art Basel in Basel ②
余談:ヨーグルトとチーズの国 スイスだけは、予習ばかりしていてレストランの予約や、地の利の下調べをしていなかったため、とにかく食べ物は困りました。スイスにいる間は、ホテルの朝食だけをがっついて、日が暮れるのは21時だというのに、早々に爆睡していたのでした。...
2025年7月4日読了時間: 1分


Art Basel in Basel ①
第一部: 世界最大のアートフェア—期待と違和感のあいだで アートバーゼル2025の視察を決めた背景には、国内外でアートフェアが乱立する現状に対し、「なぜアートフェアでなければならないのか?」という根源的な問いがありました。...
2025年7月4日読了時間: 2分


light and shadow
個人営業しているギャラリーでは、なんでもオーナーがされていると思うのですが、 BIOMEは無論、そうなんです。壁のペンキぬり、床の掃除、釘抜きに、補修、照明設営など。 特に光を扱うなんて、一般的にプロの世界があるくらい難しいのに、、ちょっと書籍を買ってきて学ぶだけでは勿体無...
2025年3月19日読了時間: 2分


やっぱり行き着くところ
多くのアーティストが、「自分の作品を買ってほしい、傍らに置いてほしい、日常の中で心地よく使ってほしい」と願っているのではないでしょうか。 ギャラリーとアーティストの関係性には、代理型、マネージ型、プロデュース型、オーナーセンス型といった違いがあるように思います。明確に分類...
2025年3月3日読了時間: 2分


しん・こきゅう展とは
この展覧会、時折開催しています。 もともと冬季休暇を使って、棚卸し作業を行なっていたところ、セット作品が単品になっていたり、展覧会とは別にストックしていたもの、ポストカードや作品集などは多からず、端数として残っていることがありました。...
2025年1月9日読了時間: 2分


役に立ったもの2024
新しい年を迎えました。2024年手に入れてよかったもの、と以前から使ってたけど、「それいいね」とお褒めいただいたものをご紹介。(順不同ですし、個人感想です) 建築用マスキングテープ もはやマステは生活にならなくてはならないもの、のようになっているらしいのですが、ギャラリーで...
2025年1月3日読了時間: 2分


2025年にはいって
いろいろいろいろ迷いながらも、果たせたり前進したりできたと思っています。あまり大っぴらにかけることでもないですが、まぁ聞いてください。 とても個人的な話も含めて。 歯列矯正 美味しいものを味わい続けられること、笑顔から見える整然とした歯は美しく、大切なことを実感する年頃。...
2025年1月2日読了時間: 3分
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