top of page
検索

⑦春のしろ 中国・台湾茶器を調べてみた

「春のしろ」展覧会では、茶器も多く、名称を覚えようと調べてみました。 

※()内のカタカナは一応中国読み。



森岡希世子作「ポット・中」

茶壺(ちゃこ/ツァーフー)

急須。茶葉ごとに茶壺を換えて、茶の香りが移らないようにします。







小林千恵作「輪花茶盤」

茶盤(ちゃばん/ツァーパン)

茶藝の際の受け皿のようなもの。茶壺をのせて上からお湯をかけて温めたり、あふれたお湯をこぼしたりするときに使います。







森岡希世子作「中国茶杯蓋付」(茶托は別)

蓋碗(がいわん/ガイワン)

蓋つきの湯飲み茶碗のこと。茶葉を入れてそのまま飲むためにも使います。また、急須代わりにお茶を淹れるサイズのものも。







小林千恵作「ギザギザ茶海」

茶海(ちゃかい/ツァーハイ)

茶壺などで淹れたお茶を、飲用の器に分けるために使う茶器。お茶は最後の一滴にうまさが凝縮しているもの。茶海を使うことで、味や濃度などが均一になります。

小林千恵作「茶荷 雲」

茶荷(ちゃか/ツァーハァー)

お茶を淹れる前に、茶罐から茶壺や蓋碗に茶葉を入れるときに使用。木製・竹製・金属製など様々な素材を利用して作られています。







森岡希世子作「茶托」

杯托(はいたく/ベイトウ)

日本でいう茶托。




小林千恵作 「輪花絞出し」

おまけ:「絞出し」ってなに?

日本茶、主に玉露などの高級煎茶を楽しむための方法・茶器。底の浅い碗で、低温度のわずかのお湯で抽出し、玉露椀とよばれる小さなお椀でいただくもの。茶こしの代わりに、注ぎ口に溝や凹凸があり、隙間から茶をこすようにして注ぎます。「最後の一滴まで、絞り出して味わえる」ことから、その名がついているそうです。

 

出典:

「本場に学ぶ中国茶」王 広智 著 科学出版社東京

「Esquire 日本版 2006年 12月号−お茶の快楽」エスクァイア マガジン ジャパン

「煎茶手帖 karo 」 https://sencha-note.com/

bottom of page