金沢は文化的にも魅力的な街ですが、自然も海も山もと豊かなところです。若林さんのアトリエも山の中にあるそうですし、SNSのご様子を拝見している、自然と寄り添いながら暮らしておられることがわかる投稿が多いですよね。
さて、今日も若林さんのメッセージからの引用です。
若林 哲博氏 談===
私のアトリエは、金沢の山間部にあり、近くには渓流があります。
ウサギやカモシカ、ニホンザル、クマなどの
動物たちを見かけることもあり、多くの自然の営みを身近に感じながら
日々暮らしています。
画家となる前には、思いもしなかったことのひとつ、
それは、絵を描くには体力が必要だということです。
体力がないと集中力も続いていかない。
そんなこともあって、
晴れた日には1時間半ほどの散歩を日課としています。
散歩中はなにも考えず、周りの草花や空の表情、風の香り、
そんなものたちを楽しみます。
野の花が好きな私にとっては、
季節とともに移りゆく花々を眺めるのも、
心安らぐ時間です。
なぜなのかわかりませんが、
小さな白い花が好きなんだっていうことに
いつしか気づいて、
散歩中に近づいて、眺めることもしばしばです。
花屋さんで買った花を飾るのが照れくさい私は、
散歩中に摘んだ野の花をアトリエに持ち帰り、
瓶に入れて、その空気を楽しみます。
1時間半ほどの散歩で頭のなかをすっきりさせて、
また創作へと向かうわけです。