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BIOME観察ノート⑤         

  • 3月23日
  • 読了時間: 2分

一つのギャラリーの研究:なぜBIOMEを始めたのか


BIOMEを始めた理由は一つではありません。

けれど確かなのは、

作品がどのような条件で生まれ、

どのように残るのかを、

自分の判断で扱える場所を持ちたいと思ったことです。


作品には制作の事情があります。展示の事情もあります。評価や流通の仕組みもあります。それらはすでに多くの制度として存在していますが、そのなかで誰が判断しているのかが見えにくくなる場面もあります。


BIOMEでは、作品を展示することと同時に、

その判断の順序を整えることを重視してきました。

平面作品とイラストレーションの違いをどう考えるのか。立体作品をどのような条件で扱うのか。インスタレーションを原則として扱わない理由は何か。これらは個別の問題のように見えますが、すべて判断の順序に関わっています。


ギャラリーは作品を並べる場所であると同時に、判断が積み重なる場所でもあります。

何を展示し、何を展示しないのか。どのような条件で扱うのか。その判断は展示のたびに更新され、次の展示へと引き継がれていってよいものだと思います。

誰か知らない第三者に、あれこれと批判されるものではないと思うのです。


BIOMEは、その判断を自分の手元に置いておくための場所として始まりました。

展示を重ねることは、同時に判断を重ねることでもあります。その積み重ねの中で、作品の条件と、ギャラリーの役割の両方を確かめ続けていきたいと考えています。


植栽が植った御影の外観
植栽が植った御影の外観

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