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たからものforおくりもの展 無事に終了。

はじめに。いろんなところから大勢のみなさまがお立ち寄り下さいました。驚きとワクワクをありがとうございました。そして素敵な想いをのせた作品をお寄せいただいたアーティストにも心から感謝いたします。


アーティストは感動のためにものを生み出しているのではないと思うし、たからものを作っている訳でもないんでしょう。ご自身が圧倒的な思い込みと凄みを色や形や素材で表している、のでしょう?原物に想いを寄せるのは、だってそれハジメだしオンリーだしという独り占め感。たまさかソレが自分の心情や状況にマッチングした感。あとチャンスという名の、おっわぁ何これ人生の中で今逃したくないやん感。という感じる側の定義なんだろうなと思うのです。そういうものに観る側は心を昂ぶるのでしょう。


いえね、どの作品をたからものにしたいですか、とゲストカードに質問項目を入れてみたのです。しっかり理由が書かれていて、作品が醸し出すオーラ、自分を支配してくるようなある種のパワーを感じておられるのです。ところが手に入れる、となると話は違うものへと変化してしまう。面白くない、凄みがなくなる。プライスという現実的な数字、自分が割くべきものかどうか天秤にかけてしまう。それでも手に入れたい、それでも欲しくなる。何とステキな言葉でしょう。目の前に繰り広げられる迫力や共感や衝撃や美しさを自分のものにする。


たからものになるのは、その後の話、なんでしょうね。アーティストは作ろうと思って宝物なんて作らないでしょうけど、それでも手に入れたいと思える付加価値は何なのかを、客観的に自身を評価する術は必要かもしれません。


たからもの展。一年に一度のBIOME定番にします。玉玉混交です。

大畑公成さんの作品、最後まで見守ってくれました。彼の個展情報をSNSでご案内してまいりますのでご期待ください。

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