宮本敏明② パリへ
- NORI Kuriyama

- 1月15日
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宮本さんは、1961年神戸市生まれ。1989年に渡仏し、以後フランスやイギリスなどで活躍。1997年にはイギリス・ジョンコバル財団主催のポートレートアワード'97入賞と略歴には記載があります。
もともと絵画も勉強されていたようですが、写真がアートとして成立し得るのではないか、という問いを持つようになったことが、カメラを用いた表現への関心を深めていくきっかけになったようです。写真は当初、仕事と強く結びついた存在だったと聞いています。
制作と実務の両方に関わりながら写真と向き合うなかで、写真とアートが結びつくまでには一定の時間を要したようです。風景や街の断片を記録するような撮影を行いながら、写真表現の可能性を模索していったと伺っています。

その過程で、多くの写真作品に触れ、写真が持つ一瞬性や構成の力に強く惹かれていったことが、海外で制作を行ってみたいという思いにつながっていったようです。
パリでの生活や制作を重ねるなかでは、写真を仕事としてではなく、表現として成立させるための試行錯誤が続いていたと聞いています。
また、さまざまな作品や作家と集中的に向き合う機会を通して、「なぜ作品をつくるのか」「作品として提示する意味とは何か」を深く考えるようになったことが、その後の制作姿勢に大きな影響を与えたように感じられます。
写真を用いながらも、単なる記録ではない表現を目指す姿勢は、こうした経験の積み重ねから形づくられていったのではないでしょうか。
