落ち着きすぎるかしらんと思った「種蒔く人」村松佑樹個展の設営。
こちらとある場の土間。三和土ですね、凹凸がなんとも言えない。今のようにモルタルやコンクリート土間はなかった頃は、皆こうやって丹精込めて三和土をこしらえていたのでしょうね。こんな風情で作品をご覧いただけたらと考えました。
SNSを見てどうしても原画を観たくなり、とゲストカードに記載された方。延長した会期も情報が行き届いていたようで、間に合ってよかったと言いながら遠方よりお越しもいただき土への向き合い方が変わった方や、村松さんの故郷への感慨や決断みたいなものも感じましたというアーティストも。
古来の手法を用いつつ懐かしいような、現代的なような画風を神戸で楽しんでいただけた様子です。その見方や感想に、こちらも学びをたくさんいただきました。
これからの村松さんのご活躍がどの場からどんなふうに発展・発信されるのか。秋から冬にかけては展覧会が数回おありのようです。これからもぜひご注目ください。
村松さん、とても豊かな時間をありがとうございました。