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漆と向き合う人 浅野絵莉

浅野絵莉さんをインターネットで検索すると、新聞社がまとめた四国の漆作家である数名の女性ととも紹介されている記事を見つけることができます。浅野さんの引き締まった表情や意志をもった瞳がとても印象的なのです。


作品を初めて海外(ドイツ)で発表しました。たとえば、ジュエリーなど身につけるものは、日本国内では小さめのものが好まれます。ところが海外ではより大きなものを求められ、文化・体格などの違いによる好みの違いを実感しました。



こちらは現在開催中展覧会の作品。堆漆がすてき

学生時代〜今までずっと(仮)仕事場だったのだが、今年初めてちゃんとした仕事場を整えるのでどうしようか思案・色々な作家のアトリエをつい見てしまう。


そうなのです。

浅野さんは四国は香川の現在のお住まいやアトリエをリフォームされることと併せて、漆の植林などにも力を注がれることがSNSを通してわかりました。希少な材料だということは耳にするものの、なかなか山に分け入ってその現場を見ることがない。漆芸に携わる人としてそう動こうときめられたのでしょうね。仕事場を整えて、継続し、そしてよりチャレンジしていきたい、とも語ります。

さて、浅野さんが提案くださった共通テーマのしおりは「枝折」。思わずえーーーっと大声を出したほど感激しました。紹介ブログはこちらから。


最近作っているlineシリーズがテーマに合うと思い、その中でも枝っぽいものを用意しました。栞にする手折った枝や花を立ててほしい。もちろん作品自体を挟んでもらってもいい。

漆の特徴としてだんだん茶色いところも白くなっていくので、時間の流れを経た表情を楽しんでほしい。

(浅野絵莉)


*文中の太文字は、浅野絵莉さんのメッセージです。

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