ゴブレットと聞くと北欧バイキングを、ワイングラスときくと髭男爵を彷彿するのはお粗末なのかもしれませんが当たらずも遠からじ。でも今や、そんな時代でもないですよね。
ワイングラスは、ワインを飲むためのガラス製ものですが、中世ヨーロッパ以前よりガラスは稀少でしたし、貴族や富裕層のみが使えるものだったでしょう。また、今の様にワインの特徴によってグラスの形を変えて行ったのも、その優雅な世界を究極的に楽しむ手法だったと言われています。
その点、ゴブレットはガラスでなくとも木製や鉄製などいろいろな形があります。厚みもしっかりあって、安定もしている。ワインでなくとも何を入れて飲んでも楽しめる、そんなアイテムではないでしょうか。ゴブレットという響きも勇ましいです。
今BIOMEではガラス作品をご案内していますが、脚(ステム)や台(プレート)がついているガラス器もたくさんご紹介しています。ゴブレットとは言いませんが、ワインでなくてもいろんな飲み物を楽しんでいただけます。
特に、そのステムやプレートに工夫が凝らしてあるものは、目にも嬉しい作品です。
島田真平ガラス作品展。10月18日(日)16:00まで。
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