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中里花子① 夜の色が揃いました

  • 2020年9月19日
  • 読了時間: 2分

中里花子さんは昨年から合同展でご紹介させていただいていましたが、個展は初めて。唐津を代表する名門隆太窯。中里太郎右衛門十二代の五男として唐津に生まれた中里隆 (なかざとたかし) さん。彼は花子さんのお父様。花子さんはお父様からの陶芸の学びを礎に、確実にご自身の生き方、器や食への思いを作陶に反映しています。


夜の色をテーマとした深い青や墨色のラインナップは、BIOMEでの新作となります。その中で花子さんに助けを求めたのが「箸置き」のこと。戻ってきた回答にはっとしてしまった。



箸置きやカトラリーレストはいろんなセッティングに合わせて

いろんな種類のものを使ってます。

ちょっとした食卓のアクセサリーにもなるし場所も取らないので。

今回出展しているものは長さがあるのでお箸だけというより

ナイフ&フォークにスプーンを加えたりする場合も便利。

そもそも「箸置き」(もしくはカトラリーレスト)は、

箸を休める場所でもありますし、

ガツガツ食べないで

お酒や会話を楽しみながらゆっくり食事を楽しんでいただけたら、

という思いで作ったものです



ステイホーム、が時間を費やすこと、何かをしなければならないこと、などとto do listをタイムマネジメントよろしく効率よく過ごすことになっていたかもしれない。

ゆっくり食事や会話を楽しむ、そんな時間を忘れているかも。



さて、BIOMEは暗幕を用意して「夜の色」展覧会ををスタートしています。花子さんから送られてきたスライドをギャラリー内で15分ほどのストーリーとしてご覧いただいています。連休期間にぜひお立ち寄りになってみてくださいね。



 
 
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