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日常での気づき、イベントやアーティストについて触れた日々のメモです。
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BIOME観察ノート②
用途のない器の研究:工芸とアートのあいだ 器は本来、使うためのもの。盛る、注ぐ、運ぶ。手に取られ、洗われ、また使われる。そうした反復のなかで技術が磨かれ、生活の中に美しさが残っていく。工芸の魅力の多くは、その繰り返しの中にあります。欠けたり、色が落ち着いてしまったり。 しかし形あるもののすべてが用途へ戻っていくわけではありません。 器の姿をしていても、これは使うためのものではないと感じるものがあります。用途ではなく、別の問いを抱えているものがある。そこで初めて、工芸とアートのあいだに線を引く必要が出てくるのではないかと考えています。 BIOMEで立体作品を見るとき、まず確認するのは、使われることが価値を規定しているかどうかです。便利であること、使いやすいこと、反復できることが核になっているのか。それとも用途を離れてなお、単体として残る力を持っているのか。その違いは小さくありません。もちろん用途のあるものに価値がないという話ではありません。むしろ逆で、用途を持つものには用途の強さがあります。生活の中で使われ続けることでしか生まれない厚みがあります。
3月17日読了時間: 2分
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