top of page
日常での気づき、イベントやアーティストについて触れた日々のメモです。
検索


木内達朗③ 公園は、ただ穏やかな場所ではない
Neighborhood Park。近所の公園。 穏やかでのどかな環境。犬の散歩。ベンチ。木陰。子どもの声。外光や風が頬にあたり気持ちがいい。ああ、心地いいな。 ところが、木内達朗の公園は、そう簡単には休ませてくれません。 木があります。けれどただの背景ではない。画面の中で、かなり大きな顔をしています。枝も、幹も、葉も、こちらが思っているよりずっとインパクト大。 自転車もいる。橋もある。それはともかく、車が入ってくる。バイクもいる。なぜ。 そして、白黒のリボン(きしめん・包帯)のようなものが、意思をもって舞っている。なぜ。公園のはずなのに、二輪四輪車が走り、公園のはずなのに、どこか舞台のようでもある。公園のはずなのに・・・公園って。 「np11」 この「公園のはずなのに」が、今回の作品の面白さだと思います。 木内さんの絵は、アイキャッチとしての力が高い。色も、形も、まず視線をつかむ。車も愛らしい。木もいい。一つひとつはシンプルでわかりやすいのです。しかし、よく観察すると、だんだん穏やかなだけでは済まなくなるのです。 この車は、なぜここにいるのか。
4 日前読了時間: 3分


木内達朗② 木内さんの朗
木内さんのお名前の「ろう」は、郎ではなく、朗です。どこかで、木内さんご自身が念を押しておられたのを記憶しています。たしかに、これは間違えてはいけない。 在廊期間は、大変よい天気に恵まれました。 御影の坂も、阪急沿線の空も、神戸の木々も、少し出来すぎなくらいでした。お名前の「朗」から作品を読もうということではありません。ただ、今回のアクリル画には、明るいだけでは言い切れない明るさがあります。 「np11」npって…とお間抜けにも、木内さんに尋ねたことを悔いている 滞在中にお話しした中で、とりわけ印象に残っているのは、東京と神戸における、イラストレーションや絵画へ向かう教育環境の違いについてでした。BIOMEでも日頃から感じていることがあり、TINY ROUND TABLEを終えたあと、木内さんも近い感想をお持ちなのだと感じました。 絵を描くのが好きな人の、最後の目的は何なのでしょう。 自己満足。人からの賞賛。誰かの手に渡ること。見てもらい、共感を得ること。仕事になること。教えること。続けること。いろいろあります。 ギャラリーにいると、もうひとつ思う
5月18日読了時間: 3分


木内達朗① 木内さんの木
始まった個展の前日の設営日から神戸に滞在した木内さん。在廊中の木内さんと、御影界隈に出かける機会が数度ありました。 電車を待てば、「ゆっくりしていていいなー」 芦屋川駅が近づいてくると、「身内が住んでいた時期があって、数回来たことがありますよ」 歩けば、川にかかる鯉のぼりの風景をパチリ。こちらが通りすぎてしまうものを、木内さんはわりと拾います。 特におもしろかったのは、とある場所でのこと。 山側を見れば緑葉の桜並木をパチリ。海側を見れば松原をパチリ。 「木が好きなんです。神戸の木は、やはり東京とは違いますね」 関西から見る東京の木は、柳と銀杏のイメージ。では、神戸の木は何でしょう。楠でしょうか。それとも、坂道の途中で急に立派な顔をしている、名前を知らない木でしょうか。 まつぼっくりのモクテルとこちらを。 今回の個展「Neighborhood Park」の新作には、たくさんの木が登場します。 ただし、木内さんの木は、図鑑で樹種を当てるための木ではありません。楠です、松です、桜です、というふうには描かれていない。 大きな森のような公園。そこに、車、バ
5月14日読了時間: 3分
bottom of page
