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9月の人② 仲 紘嗣

仲さんは「紘嗣 ひろつぐ」さんかと思っておりましたが、ご本人から「紘嗣 ひろじ」と表記してほしいとのご要望がありました。大変失礼いたしました。

皆さまもぜひ「ひろじ」さんと覚えていただければと思います。


実は、私はまだ仲さんと直接お会いしたことがありません。

これまで契約書や作品について、いつもお手紙でやりとりさせていただいています。「Knowing More About」でも紹介されると思いますが、仲さんは長年医師としてさまざまな医療機関でご活躍され、世界各国を旅されたご経験もあるようです。版画との出会いも、人生の熟成された時期を迎えてからだったと伺っています。


BIOMEが仲さんを知ったのは、山下かず子さんとの二人展「旅する版画」という展覧会が北海道で開催された際のご案内状(DM)を山下さんから見せていただいたのがきっかけです。その作品と世界観に胸を打たれ、すぐに同じタイトルで展覧会を開催したいと強く思いました。お二人の版画作品には、重厚さとユーモアが共存しており、その雰囲気に今BIOMEで展覧会をしなければと思いました。

「このままのタイトルで、そのままやりましょう!」と声をかけたその日から、私たちの準備が始まりました。


仲さんは、すべてにおいて堅実で、作品にも手紙にもその精緻さが表れています。「あっ、確認し忘れたかも」と思っていたことも、きちんとお手紙に書き添えてくださっていました。また、電話を使わず、すべて手紙のみでやり取りをしていることで、お互いを思いやるための「間」や「余白」が生まれ、とても貴重な時間となりました。


仲さんの作品が届く日を、心から楽しみにしています。

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