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9月の人① 山下かず子

山下かず子さんの版画作品は、北海道のカフェなどで、こぢんまりと紹介されてきました。BIOMEとのご縁は、陶芸家・堂前守人さんの「はこだて工芸舎」にて展示されていた山下さんを、堂前さんにお願いしてご紹介いただいたことがきっかけです。

これまで「たからものforおくりもの」展覧会や、4人合同展「Charm」と、すでに2回ご一緒させていただいています。


山下さんが多くの方々に愛されている理由は、その作品はもちろんですが、何よりご本人のお人柄にあると感じます。とにかく、元気で明るく、前向き。さまざまな場所へ軽やかに足を運び、BIOMEのゲストと一緒にアートスポットを巡ったり、神戸に在廊中でも、幅広く活動されたりしています。

また、お話ししていると、そのエネルギーに圧倒されるのですが、作品について語られるときには、繊細さと朗らかさが同居し、心に響く言葉を、自然体で語られます。風景や生活雑貨、動物、そして北海道らしさあふれる雪だるまなどが描かれています。また、世界各国の風景をテーマにした作品も存在します。 「展覧会にはいつも家族と一緒です」とお話しされる山下さんの作品には、家族をモチーフにした何かしらの表現が、雪だるまや長靴など、必ずどこかに見つかります。


心の奥の小さなかけらを、ユーモアと豊かな季節の彩り、そして共に暮らした家族や動物、自然への想いとともに映し出しているように思えます。

エディションコントロールをしないスタイルだからこそ、多くの方に広く親しまれているのも、人気の理由の一つでしょう。ぜひ額装とともに、山下さんの作品をお楽しみいただければ幸いです。

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