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Suisui(スイスイ)② 個展のはじまり

Suisuiさんは、兵庫県でも神戸市より北西に位置する穏やかなエリアが出身とのこと。緑も多く地域の文化に裏付けられたイベントなども残る生活を送ってきました。


作品は緑が多く、有機的なモチーフが多く取り入れられています。それらは特別なものではなく、Suisuiさんの人生の中にいつもそばにあったのでしょう。ですから、ファンタジックだったりノスタルジックだったりするわけではないと思うのです。


明確なポリシーをお持ちのSuisuiさん。生命と生命にまつわる繋がりや境界についてがテーマ。今回の個展タイトルは「 ≒ 」。「ほぼ等しい」として学生時代に学んでいるはずですが、この記号それ自体は日本だけで使われます。


ほかにも、≈ ≃ ≐ ≑

ほぼ等しいけど、少し違う。よく咀嚼すると人は置かれた環境や性格や状況で、判断をこんなふうにしそう。

大体同じだし。似てるけど違うの。ちょっと違ううんだな・・・どこにフォーカスするかにより思いや表現が変わってくる。まさにそんな部分をSuisuiさんは如実に感じているのかもしれません。

定番で使っている岩絵具と土佐典具貼紙のほかに、ソフトパステル、鉛筆を使った絵画のほか、野焼きした陶のオブジェも寄せてくれています。貼り付けられた和紙には版画が施されているなど、じっくりご覧いただきたい作品たちです。

厳しい陽射しが照りつける7月後半。BIOMEでいっときの静けさをお楽しみください。

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