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中島梨絵 ライフワークの一つに



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西日本初、神戸で個展を果たした中島梨絵さん。

滋賀県ご出身ですので、ご家族そろってご来廊

いただいたり、大学時代のご友人も大勢。

そば耳をたてていると、それとなく中島さんの背景にある習慣や経験されてきたことがうかがえるかのようでした。









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ある日のBIOME、母娘で来られたゲスト。過去の作品集や新しい作品集を目の前において、「なんで絵を描いてるんですか」「猫ちゃんは好きですか」「絵具は何を使っているの」などとお子さんからの質問に受け応え。

リラックスしている光景が、いつもの絵に向かう姿とは異なる刺激を受けているのだろうな。








さて、今回、後期展の作品が届いて特に印象的だったのが、「午後の散歩」シリーズでした。展示全体の中でもひときわ異なる世界観を放っており、中島さんのこれまでの作品ではあまり見られなかったタイプの風景画です。写実的で細やかな筆致がダイレクトに伝わり、制作に相当な時間をかけたことがうかがえます。


書籍の装丁では「人物画の中島さん」と呼ばれるほど、人物を描いた作品が中心だったそうですが、近年はそこにさまざまなモチーフを加えるようになってきました。今回の「午後の散歩」シリーズでは、奥行きや立体感のある構図に新たに挑戦しています。

「これからのライフワークになりそうです」と語る中島さん。この言葉は、「今後の制作についてはどのように展開していきそうですか?」という問いに対する答えとして返ってきたものでした。

なかでも《林》という作品は、ポストカードとしても展開される予定とのこと。現在も装丁の仕事は大いに楽しんでいるそうですが、それとはまた異なるアプローチとしてのシリーズが増え得意とする、絵画としての対象物の写実性の幅が広がっていきそうです。


さて、中島梨絵さんの作品は、現在Meeting You Onlineでご案内中。

新作の作品集も販売していますので、ぜひ覗いてごらんになってください。



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