木内達朗③ 公園は、ただ穏やかな場所ではない
- 3 日前
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Neighborhood Park。近所の公園。
穏やかでのどかな環境。犬の散歩。ベンチ。木陰。子どもの声。外光や風が頬にあたり気持ちがいい。ああ、心地いいな。
ところが、木内達朗の公園は、そう簡単には休ませてくれません。
木があります。けれどただの背景ではない。画面の中で、かなり大きな顔をしています。枝も、幹も、葉も、こちらが思っているよりずっとインパクト大。
自転車もいる。橋もある。それはともかく、車が入ってくる。バイクもいる。なぜ。
そして、白黒のリボン(きしめん・包帯)のようなものが、意思をもって舞っている。なぜ。公園のはずなのに、二輪四輪車が走り、公園のはずなのに、どこか舞台のようでもある。公園のはずなのに・・・公園って。
この「公園のはずなのに」が、今回の作品の面白さだと思います。
木内さんの絵は、アイキャッチとしての力が高い。色も、形も、まず視線をつかむ。車も愛らしい。木もいい。一つひとつはシンプルでわかりやすいのです。しかし、よく観察すると、だんだん穏やかなだけでは済まなくなるのです。
この車は、なぜここにいるのか。この橋は、どこへつながっているのか。この白黒のものは、何をしているのか。この赤は、朝日なのか。
そう思い始めると、もう公園でぼんやりしていられません。
木内さんのnoteには、意義深い内容が惜しげもなくしたためられています。その中から一つご紹介しましょう。
「自分のスタイルに行き詰まりを感じていたり、何か別の表現を試してみたいという気持ちが湧き起こっている人がいたら、それまでの枠にとらわれず、どんどんやってみる ー略ー 知らないうちに本業の絵を、思いもよらない形で進化させてくれるはずですから。」
木内達朗『思いがけず訪れた、絵の互恵関係』note、2026年4月4日より。
長く続けてきた判断も、別の選択をして試してみること。これまでの積み重ねや興味なかったことを、あらためてこの公園で試している。ただ穏やかな風景にはならない複雑さが生まれます。

こじつけのようですが、我が家にはどうなんだろうという絵画と額縁の作品があります。がんばって手に入れたけど、ミスったかしらと。
でも、壁に、まわりの生活雑貨に、テーブルに椅子に。自分で選んだものはなじんでくるんです。迷ったけど、ちょっと背伸びしたけど、よかった、我が家におくことにして。
さて、個展は中盤にはいりました。原画を見たかった、とおっしゃる方も少なくありません。遠くから近くから、斜めから。画面の見え方が変わるところもお愉しみください。
また、BIOMEで作品をご覧になり、気になる作品がありましたら、Meeting You Onlineでもご覧いただけます。作品詳細、価格、お求めについてもご確認いただけます。
公園のはずなのに、どうも気になる。その一枚がみつかりますよう。

