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日常での気づき、イベントやアーティストについて触れた日々のメモです。
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堂前守人③ BIOMEからの推し作品
コーヒーが落ちてゆく時間を贅沢にしてくれそう BIOMEでは初登場となる、堂前守人さんのコーヒードリッパーです。 陶製のドリップ板2枚で、挽いたコーヒー豆を挟むようにして使います。穴が細かいほど抽出はゆっくりになり、味わいも濃く出やすいと言われています。 丸い蓋のかたちも、この道具の魅力のひとつです。急いで淹れる道具というより、少し時間をかけて、コーヒーの時間そのものを楽しんでいただきたい作品です。 何を入れましょうか 小さな六角形の陶器の箱、銀彩陶匣です。 外側には銀彩、内側には堂前守人さんの作品でお馴染みのガラス釉による野花があしらわれています。蓋を開けたとき、内側に小さな景色が現れるような作品です。 本展のなかでも、とくに心に残る一点。本来は数をそろえて、料理の器として使ってみたいところですが、手製の練香や小さなものをおさめる箱としても、よく合うと思います。 人気の黒の削紋 中鉢としてご紹介していますが、丼としても使いやすい器です。 浅く削られた跡が表面に残り、民藝を思わせる力と、影絵のような図案性があります。料理を盛る器でありながら、食卓
6月26日読了時間: 3分


堂前守人 2026② てのひらの陶
陶作品は、写真でもずいぶんと伝わるようになりました。 色、かたち、模様、サイズ。オンラインでも、おおよその情報は見られます。 手に取ってから急に情報が増えてくるのが、堂前作品。 写真に写るのは、その一部です。 文章で懸命に語ることさえ、いまは少しおこがましく思います。 触って使ってみた人にだけわかる部分があるのです。 過去の展覧会で、「てのひら」という言葉を使ったことがあります。それから、陶をいつも傍に置き、てのひらで転がしたり、なでたりすることで心が落ち着く。ある作家のお客様からも、そうしたお話を耳にしたことがあります。 ガラスでも布でもなく、陶であること。 硬く、冷たく、重みがある。けれど手の中に入ると、その人の体温を少しずつ帯びていく。そこに、陶ならではの親密さがあります。 ご自身の器について、かつて「安心して使えて、明るい器が作りたい」と話しています。 とても平易な言葉です。 この「安心して使える」という言葉には、丈夫さや扱いやすさだけでなく、使う人の手に過度な緊張を与えないことも含まれているのだと思います。 だからこそ、このてのひらを通
6月13日読了時間: 2分


堂前守人 2026① 彼のいう時間
堂前守人さんとおめにかかれました。 今回も車で函館から神戸へお越しになりました。山陰を走り、米子を経て神戸へ入られたそうです。設営日に到着されたとき、髪を長くし、後ろで束ねておられ、以前にも増してアーティスト然とした姿に見えました。語調は、いつもと変わりません。穏やかで、ゆっくり。 作品たちは先に到着していました。 堂前さん独特の梱包をほどきながら、「ひさしぶりですね」と心の中で唱え、一つひとつ顔をのぞかせる器たちに、安堵に近いものを感じました。 BIOMEでの個展から、3年の時間が流れていました。 ミニ豆皿。少しずつおかずを載せても、薬味入れでも、箸置きでもアイディア次第。 2024年1月1日夕方、能登地方で発生した令和6年能登半島地震。5か月後の2024年6月3日早朝6時31分頃には、石川県輪島市と珠洲市で最大震度5強を観測する地震がありました。さらに2024年11月26日夜22時47分頃には、石川県西方沖を震源とする地震が発生しました。 大きな天災は、抗うことのできない自然の脅威であるとわかっていても、失った人や物、記憶に向き合う時間を人に
6月8日読了時間: 3分
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