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日常での気づき、イベントやアーティストについて触れた日々のメモです。
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BIOME観察ノート②
用途のない器の研究:工芸とアートのあいだ 器は本来、使うためのもの。盛る、注ぐ、運ぶ。手に取られ、洗われ、また使われる。そうした反復のなかで技術が磨かれ、生活の中に美しさが残っていく。工芸の魅力の多くは、その繰り返しの中にあります。欠けたり、色が落ち着いてしまったり。 しかし形あるもののすべてが用途へ戻っていくわけではありません。 器の姿をしていても、これは使うためのものではないと感じるものがあります。用途ではなく、別の問いを抱えているものがある。そこで初めて、工芸とアートのあいだに線を引く必要が出てくるのではないかと考えています。 BIOMEで立体作品を見るとき、まず確認するのは、使われることが価値を規定しているかどうかです。便利であること、使いやすいこと、反復できることが核になっているのか。それとも用途を離れてなお、単体として残る力を持っているのか。その違いは小さくありません。もちろん用途のあるものに価値がないという話ではありません。むしろ逆で、用途を持つものには用途の強さがあります。生活の中で使われ続けることでしか生まれない厚みがあります。
3月17日読了時間: 2分


木内達朗という仕事 ② <アップルパイman>
木内達朗のリサーチを終えた頃、メールで個展の打診をしました。返答は明確。 「展覧会にはあまり興味がありません」。もう一つ。「意味を感じないし判らない」 強い言葉ですが、当時の状況を考えると自然な答えです。書籍装画や広告など、クライアントワークはすでに成立している。そこに展示という別の枠組みを持ち込む必然は、アーティスト側からすれば薄かったのでしょう。 2019年5月。それでも直接お会いする段取りをとりつけました。青山塾の近くにあるun café。先に店に入り、まだ肌寒いテラス席で待っていました。そこへ、ツカツカと歩いて現れた木内さん。椅子に座るとすぐ一言。 「アップルパイ頼んでいいですか」。注文したアップルパイをあっという間に食べ終えます。その食べっぷりをつぶさに見ていたせいか、妙にはっきり覚えている場面。 このとき、展覧会の話もしました。そして余計なことも言いました。 「原画にこだわっています。デジタルじゃなく、アナログで描きませんか」 青山界隈を歩いて。国連大学 今思えばかなり無茶な話。イラストレーターの仕事の構造を理解していない。...
3月8日読了時間: 2分
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