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日常での気づき、イベントやアーティストについて触れた日々のメモです。
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宮本敏明 2026年1月中山手最後のBIOME個展
さて、今回本来であれば、毎年恒例のたからものforおくりもの展覧会の開催なのですが、中山手での営業はこの1月が最後となります。ですから、Special版として宮本敏明氏へ依頼をしました。 それは、彼が2024年大阪のギャラリーエスパス 様で開催したポートレート展があまりにインパクトがあり、あまりにショッキングだったことを記憶していたからです。全く同じものはできないけれども、BIOMEの想いを伝えた上で、彼がまとまあげてくれたのが「つくるひと」と題したポートレート展なのです。 長いあいだ人を撮りながら、どこかで“写真には嘘がある”と思っていました。 モノクロに逃げたり、構図の理屈に寄りかかったり、被写体の力に頼りすぎたり──。 自分の撮る写真の根っこに、なにかをごまかしている感覚がつきまとっていたからです。 気がつけば、アイフォンで撮られた何億枚という写真が日々生まれ、そこには技巧ではないい“ただ生まれる喜び”が宿っている。それなのに、自分は方法論にしがみつき、写真を「こうあるべきもの」と定義しようとしていた。その滑稽さに、ようやく気づくようになり
2 日前読了時間: 2分


1月の人 宮本敏明
写真家、宮本敏明。 彼の口からこぼれ落ちる言葉は、いつも私たちが立っている場所より、少し遠く、そして広い世界に開かれています。経験や知識の量というよりも、長い時間をかけて培われた視線のスケールの違い──そう呼ぶほうが、しっくりくるのかもしれません。 宮本さんは、2023年にBIOMEで個展「イカリエ」を開催しました。30年にわたるパリでの活動を経て、日本へ拠点を戻してから初期の重要な展示でもあり、BIOMEにとっても「写真」という表現を、あらためて捉え直す機会となった個展でした。 準備の過程や、展示をともにつくる時間のなかで感じたのは、絵画や工芸など、これまでBIOMEでご一緒してきた多くのアーティストたちとは、作品の作り込み方や、見せ方の発想が、どこか少し異なるということでした。それは決して優劣やジャンルの違いではなく、「世界とどう距離を取るか」という根本的な姿勢の違いのように思えます。 宮本さんの写真には、強い演出や、見る側を導くための過剰な説明がほとんどありません。モノクロや構図、方法論といった写真表現の常套句に、安易に寄りかかることを避け
1月4日読了時間: 2分
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