5月11日LEAPING OUTで得たもの遅くなりましたが4月後半から開催した2つの個展。 山口茉莉さんの作品個展「-空想建築のある空間-」 鈴木 隆さんの陶個展、それぞれ大盛況をいただきました。 GWや北野坂のイベントもあいまり、それはそれは大変な人出でした。実は前半は大嵐にも見舞われましたが、それも含めての賑わ...
5月7日 鈴木 隆⑥ その人 -2-前回に引き続き、 鈴木さん自らが語ったお話をご紹介いたします。 勤めていた書店もご多分にもれず、厳しい状況へと追いやられる中、今こそ若い頃諦めていたものづくりに挑戦するチャンスなのかもしれないと大きな勘違いをするに至り、35歳で退職することとなりました。...
5月6日鈴木 隆⑤ その人 -1-連日、貫入その装飾性に感嘆の声があがる、鈴木さんの器。 小田原から初日のみ在廊いただきましたが、その人となりとご紹介させてください。 私は小さな頃から絵や工作が大好きで、学校へも主要科目以外の図画工作、体育、音楽などをするために通っていたような子供でした。物心ついてからも、...
5月5日山口茉莉⑤ タイトルからの考察今回、山口さんの作品のタイトルリストをご紹介します。 一部の事例ですが、★と●のマークのついた作品は、 見比べてみてください。 関わりにこだわる必要はないのですが、そんな関連性もタイトルを眺めつつ。コラージュ作品も何かを語りかけてくるようなのです。BIOMEでお目にかかりま...
5月3日鈴木 隆④ 穏やかな青鈴木さんのご自宅の目の前には相模湾が広がっています。 工房からも海が。羨ましい。 ご自身の作品の展覧には、青を基調としている器が多いのだそうです。無意識に作っていた物の中に毎日眺めている海を感じておられるのでしょう。 そして、ぜひお手に取ってくださった皆さんに知っていただき...
4月27日鈴木 隆③ みかん灰の釉薬鈴木さんは小田原の小高いく海が見える場所で工房を構えています。名付けて「橙(だいだい)」。なので、当初勘違いをしていて、橙を使った釉薬だと思っていましたが、そうではなく”みかん”。生まれ育った家業が、みかんの栽培をされていたのだそうです。...
4月27日山口茉莉③ ゴールデンウィーク前兆午前必着のはずの作品群が届かない! 焦ったものの、宅配業者曰く「ゴールデンウィーク期間中、荷物も移動も増えていて仕分けがパンク状態のようです」とのこと。 まずは山口茉莉さんの、リトグラフ、空想建築が届き始めました。 「何処かにありそうでない景色を描いています。いつか見た空で...
4月26日鈴木 隆② セイジの世界鈴木さんの器は、主に二種。 青瓷(白瓷)釉とみかん灰釉の器です。 青瓷(セイジ)は、青磁と書きますが、焼き物業界では本体を磁土ではなく陶土で作っている場合、青瓷と書く慣しがあるのだとか。 「青瓷は単純な焼き物だけれど、焼成がとても難しく歩留まりが悪いので、昔から青瓷を作る陶...
4月26日山口茉莉② 「-空想建築のある空間-」先に4/30(土)と5/1(日)の「MANABU 文庫本改装」をご案内した山口茉莉さん。 お申込み状況も快調ですが、個展も大いに楽しみにいただきたい。 大学などで教鞭をとる方らしく、全てにおいて熱心に追求されていますし、なにより得意なことを人に伝えることは楽しく、そして自分...
4月17日鈴木 隆 ① 貫入に惹き寄せられ。小田原を拠点に作陶をするのは、鈴木隆さん。彼もまたおもしろい経歴の持ち主。 さておき、工房は相模湾を見渡せ、急斜面の山側には色づいた柑橘類のビタミンカラーがアクセントになっていました。 よい季節に訪問が叶いました。 鈴木作品の大きな特徴である貫入(ヒビ)は、釉薬と本体の焼成...
4月16日山口茉莉 ① 文庫本の改装MANABULEAPING OUTとして北野坂で展開してきたBIOMEの個展も、終わりを迎えます。 4/29〜5/8の期間、山口茉莉さんのリトグラフと陶オブジェの「-空想建築のある空間-」個展を開催します。 4/30と5/1は、在廊の時間を利用したMANABU(edu)で、「文庫本の改...
3月22日土井善男、渡辺三重 それぞれの個展、無事に終了しました。京都亀岡からは土井善男さんの磁作品が、北海道虻田からは渡辺三重さんの陶作品が届いた神戸北野坂のBIOMEのLEAPING OUT。 無地の磁器と、花や野草が散りばめられた陶器と。 神戸ではまだ蔓延防止等重点措置が延期されている最中の会期となりました。...
3月16日渡辺三重 虻田って洞爺湖の西部のエリアは虻田と言います。神戸から見れば、「洞爺湖に住まれている方」なんて言ってしまいそう。ニセコや羊蹄山を有するエリアといえばさらにおわかりいただけるでしょうか。 厳しい寒さは大変ですがそれはそれで楽しいことがあるのだそうです。けれど、草花が咲き乱れる暖かく短...
3月14日中島真由美 神戸でお会いできました僅かな時間ですが在廊され、ゲストとの交流も楽しまれた中島さん。 COVID-19の影響がは大きいものの、しばらく他所の土地に出かけ長時間外出する時間もなかったとのこと。 精力的に神戸の街を歩かれたようです。 時間を惜しみ時間を大切に使う人。...
3月5日中島真由美 風福岡を活動拠点にする中島真由美さん。立体作品も絵画も手がけます。Instagramもいつもスマートなのですが、今回お借りした画像もすばらしくメッセージもそのままご紹介させていただきます。 〜Voice of the wind〜 私は元来、旅をする人間ではありませんが、...
3月4日土井善男 亀岡での穏やかな暮らし土井善男さんのお名前は、器を紹介する雑誌に必ず名前があがる方。 が、こんなに近くに、こんなによく知っている道のそばにおられたのだと驚きました。 2020年の6月、 神戸からだと、新名神高速道路経由で1時間もかからない。 土井さんの工房兼お宅はすぐに見つけることができます。(...
2月16日たからものforおくりもの2022 盛況のうち無事終了いたしましたLEAPING OUT合同展として、北野坂へと会場を変えたこの展覧会。 静かなる協力と多くを語らずとも、一枚岩で支援を下さったことを実感したアーティストに心から感謝申し上げます。 たからもの展は「たからもの」「おくりもの」のキーワードだけを頼りに、創意工夫された作品が見どこ...
2月15日杉山利恵ガラス個展 無事終了いたしました1月早々からスタートの個展はBIOMEの難産の上に、1月末からのLEAPING OUTで、神戸北野坂の陽射しがよく入り、真白な壁によく映える場所でようやく無観客から、リアル個展へと進めることができた「Blue Moon&Flow」個展。...
2月12日たからの表現 ブルーブルー改めてご紹介します。2022年のたからものforおくりもの展覧会のキー画として、ご協力いただいたのはイラストレーターの山崎杉夫さん。 安西水丸さんのもとで学ばれ、ラガーマンとういお話をうかがったときに、 何かと偶然の接点になんだか勝手に親近感を覚えました。...
2月12日たからの表現 能(脳)ある鷹能ある鷹は爪を隠すというのが、あたかも優秀な例えに使われますが、 そんなふうには感じないのです。 たからもの、おおくりものをキーに、アーティストが工夫や創造を凝らして出展してくださったこの展覧会。 多くの能書きは、ご紹介していません。...